やはり少し休もう

人形の公募で審査を務めさしてもらったとき私が賞に選んだ青年のInstagramを見た。私の感性に響いたし、完成度も高い。彼は既に人形展に誘われて展示会デビューしていた。何点かの作品を見た。私の少し前の作品と似てると感じた。けれど私より上手いと思った。技法が違うので彼の作品はアウトラインがはっきりしてるのだろうか。フィギュアぽいのかな。何よりも若さと勢いを感じた。来年は休もうと決めている私は本当に休むべきと思った。身体と心のバランスがなかなか取れなくて体力や免疫力も更に落ち、やる気が出ない。こんな状態で何が生み出せるのだろう?創る事ではなくて創らない事で苦しみ足掻こうと思う。40歳で心のバランスを崩し乱れたまま突っ走った結果、本当に私は心を病んでいると改めて確認した。この病気が寛解する自信はない。けれど「変えられるかもしれないよ!」ともう一人の自分が私にメーセージを送っている。

私は青年に「頑張って下さい。」とメッセージを送った。彼は「人形に縛られずに作品を創っていきたい」と返事が来た。そして人形作家では無く造形作家と立ち位置を記していた。これは私の今迄の略歴に記しているものと同じだった。私の子供の様な年齢の青年。良い仕事をしていって欲しい

私も諦めない人生を送らないと、この命がもったいないと思いつつ私の症状が私の大切な時間を減らす。けれどこの起き上がれない時間を貴重だと思おう。私はよく耐えていると褒めよう。

私のパートナーには私と同じ位の辛さを与えていると思う。ただお互い様のようにも思う事にしている。考え方の違う人間が一つの家に住む事は喜びもあるけれどストレスもたまる。

もう一人の私が私自身を眺めて癒やしてコントロールしていくしかない。

もう一人の私が私を観察する。

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